岡山県総社市のお寺で、樹木の枝下ろし作業の応援に行ってきました。いつもお世話になっている河内林業様のお手伝いをさせて頂きました。勉強熱心で実力もあり、いろんな方法を試させてもらえるので、楽しくも為になる現場でした。
今後も樹木と付き合っていきたい、というお施主さまの素晴らしいご意向により、伐採ではなく枝下ろしのみの作業でした。一般にアーボリストと言えば特殊伐採のイメージですが、アーボリストの日本語訳は樹護士であり、樹を護るお仕事です。
枝下ろしのみであれば、簡単で早くお安くなるかと言うと、樹木の状態や周囲の状況にもよりますが、そうとは言い切れない、逆に難しくて時間も掛かり、その分作業料金も嵩むことのほうが多いかも知れません。伐採と異なり、その後の管理も必要になります。
樹護士アーボリストは、保存する樹木にスパイクを打ちません。スパーや昇柱器と呼ばれる爪を足に装着すれば、体勢の確保が安定し、楽で安全に作業できます。しかし、小さな傷でも故意に樹木にダメージを与えることは出来ません。知識と技術と経験、そして木を想う心で、安全に作業いたします。